よくあるご質問
- 幹細胞はどのようなところにあるのでしょうか
体性幹細胞は体内のさまざまな組織に存在していますが、特に皮下脂肪に多く含まれていることが研究により明らかになっています。
当院では、耳後部の皮膚下脂肪から幹細胞を採取する方法を採用しています。
- ホーミング効果って何ですか?
ホーミング効果とは、幹細胞が体内に投与された後、自発的に損傷や炎症のある組織を見つけ出し、そこに集積して修復や再生を促進する生理的な現象を指します。
静脈内に投与された幹細胞は、末梢血液循環に乗って全身を巡り、リンパ系や血管を通じて損傷部位に到達します。そこで血管内皮に接着し、周囲の組織へと浸潤した後、増殖・分化を経て目的の細胞へと変化していきます
- なぜ耳後部から脂肪組織を採取するのですか?本当に幹細胞が含まれていますか?
耳後部の皮下脂肪には幹細胞が豊富に含まれており、組織の均一性が高いことが特徴です。腹部や大腿部の皮下脂肪と比較して脂肪滴の体積が小さく、幹細胞が成長しやすい環境が保たれているため、耳後部から採取された脂肪組織の方が、得られる幹細胞の「数」と「質」の両面で優れているとされています。
また、耳後部は目立ちにくい部位であり、傷跡が残りにくいため、患者様の心理的負担も軽減されます。
- 幹細胞とエクソソームの違いとは?
幹細胞から分泌されるエクソソームは、サイトカインの放出、免疫バランスの調整、炎症の抑制など、幹細胞が持つ機能の一部を担っています。また、一般的な細胞の約200分の1という非常に小さなサイズであるため、血液脳関門(Blood-Brain Barrier, BBB)を通過し、脳や神経細胞などの標的組織へ到達して作用することが期待されています。
幹細胞を体内へ投与すると、生着した細胞は一定期間にわたりエクソソームを分泌し、組織の修復や再生をサポートします。一方、エクソソームは細胞外小胞(Extracellular Vesicle, EV)であり、細胞そのものではありません。そのため、自ら複製・増殖する能力や、他の細胞へ分化して組織を置き換える能力は有していません。
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